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修復・リメイク実績
REMAKE
2025.06.08
「建て替えで置けなくなった200代三河型仏壇」を、屋久杉でコンパクトに再生したリメイク事例(岡崎市)
愛知県 岡崎市
種類200代金仏壇のリメイク
工期四ヶ月
愛知県岡崎市で、三河仏壇の伝統を守りながら現代の暮らしに寄り添う再生を手掛けております「お仏壇まごころ堂」店主です。
地元・岡崎が誇る「三河型仏壇」は、その豪華絢爛な装飾と堅牢な造りが特徴ですが、家を建て替える際、その「大きさ」が課題となることが少なくありません。先代が無理をしてでも誂えてくれた立派なお仏壇だからこそ、手放すのは忍びない……。
本日は、200代という非常に大型の三河型仏壇を、新しい住まいに合わせて「屋久杉」と共にリメイクした特別な事例をご紹介します。
岡崎市のお客様:『建て替え後の仏間にどうしても入らない』200代の大型三河型仏壇が、屋久杉の品格を纏い、次世代へ繋がる形へ
「このお仏壇は、この家の誇りなんです。でも、新しい図面を見ると、どうしても今のままでは収まりきらなくて……」
岡崎市内のお客様からご相談をいただいた際、目の前にあったのは、息を呑むほど立派な200代の三河型仏壇でした。代々大切に守られてきたことが一目でわかる、素晴らしいお仏壇です。
しかし、現代の住宅設計において、200代という規格外の大きさをそのまま安置できる仏間を確保するのは、非常に困難なのが現実です。
「新調した方が話は早いのかもしれない。けれど、この彫刻の一つひとつに宿る家族の記憶を、私たちの代で途切れさせていいものか……」
お客様が抱えていたのは、物理的なサイズの問題以上に、歴史を背負う者としての深い葛藤でした。
プロの視点:大きさを「削る」のではなく、価値を「凝縮」する提案
三河型仏壇のリメイクは、ただ外枠を小さくすれば良いというものではありません。それでは、職人が計算し尽くした全体の均衡が崩れてしまいます。
そこで私がご提案したのは、**「三河型仏壇の魂である豪華な彫刻や意匠を活かしながら、全体のスケールを現代の仏間に合わせて再構築する」**というプランです。
さらに今回は、貴重な銘木である**「屋久杉」**をリメイクの部材として採用することをご提案しました。屋久杉の持つ落ち着いた風格と神聖な香りは、新しい住まいのモダンな空間と、伝統的な三河型の意匠を繋ぐ「架け橋」になってくれると考えたからです。
職人のこだわり:屋久杉の香りと、三河の技が織りなす「再構築」
この規模のリメイクは、いわば「お仏壇の外科手術」です。
一度すべてを解体し、再利用する彫刻の状態を見極めます。200代という巨大なサイズに合わせて作られたパーツを、一回り小さな枠の中に「窮屈に見えないよう、かつ豪華さを損なわないよう」配置し直す作業は、極めて高度な感覚が求められます。
屋久杉の木地を丁寧に磨き上げ、そこに元の金極彩色を調和させていく。高価な素材と伝統技法を組み合わせるからこそ、単なる修理を超えた、美術品のような「新しい価値」が生まれます。この手間暇こそが、大切なお仏壇を未来へ残すための、私たちの誠実な答えです。
感動の結末:圧迫感から「誇り」へ。新しい仏間に宿る安心感
納品の日。新しく完成したお家の仏間に、生まれ変わったお仏壇を運び入れました。
図面上で計算し尽くした通り、お仏壇はまるで最初からそこにあるべきだったかのように、完璧なバランスで収まりました。
「ああ、良かった……。小さくなったはずなのに、前よりもずっと気品が増したように見えます。これなら、ご先祖様にも胸を張って『これからもよろしくお願いします』と手を合わせられます」
お客様の安堵の笑顔、そして新しい屋久杉の香りに包まれた空間。 「処分しなくて本当に良かった」という言葉をいただいたとき、この難度の高いリメイクに挑んだ甲斐があったと、胸が熱くなりました。
岡崎市・三河エリアで、大型仏壇のサイズにお悩みの方へ
「200代や150代といった大型のお仏壇を、今の間取りに合わせたい」 「立派な三河型仏壇を、どうにかして活かす方法はないか」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度「お仏壇まごころ堂」へご相談ください。
大型仏壇には、その大きさに比例した深い歴史と想いが詰まっています。それを壊してしまうのではなく、現代に調和する「新しい形」へと昇華させるのが、私たちの使命です。
【ご相談・現地調査は無料です】 岡崎市内、近郊エリアへは直接お伺いしてサイズを計測し、最適なリメイク案をご提案いたします。大切なお仏壇の未来を、一緒に考えてみませんか?

施工前

施工後

施工前

施工後