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2023.11.25

「他地域で作られた大型の江州壇」を、造り付け家具のように収めた仏壇リメイク事例(岡崎市)

愛知県 岡崎市

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工前

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工後

種類200代金仏壇の総修復

工期四ヶ月

愛知県岡崎市のお仏壇店「お仏壇まごころ堂」の店主として、地域性の異なるお仏壇(江州壇)を現代の住まいに調和させたリメイク事例を執筆いたしました。

【岡崎市・施工事例】『大きすぎて入らない』と悩んだ滋賀の江州壇が、現代の空間へ美しく収まる「造り付け家具」のように再生した物語
こんにちは。岡崎市に店を構えます「お仏壇まごころ堂」の店主です。

お仏壇には、その土地ごとの歴史や文化が息づいています。先日、地元・岡崎市のお客様からご相談いただいたのは、滋賀県彦根市で生まれた「江州壇(ごうしゅうだん)」についてでした。

江州壇は、その豪華な彫刻と堂々たる体躯が魅力ですが、三河地方で一般的に見られるお仏壇とは造りも寸法の考え方も大きく異なります。お客様は、この立派なお仏壇を大切に受け継いでこられましたが、現在の住まいに対してはあまりに本体が大きく、「どうしても置く場所がない、でも手放したくない……」と、行き場のない想いに胸を痛めていらっしゃいました。

地域の枠を超え、お仏壇を「住まいの一部」として再定義する
お仏壇を拝見した際、その圧倒的な存在感と職人技に心を打たれました。しかし、確かに今のままでは現代の住宅には収まりきりません。

そこで私がご提案したのは、お仏壇を単体の家具として置くのではなく、壁面や空間に馴染ませる「造り付け家具(ビルトイン)のような仕様」へのリメイクでした。

「お仏壇を部屋に合わせるのではなく、お仏壇が部屋の一部になる。そんな形を目指しませんか?」

地域が違えば、お仏壇の組み方も異なります。しかし、その根底にある「家族を守る」という想いは共通です。形式に縛られすぎず、今の暮らしにおいて最も美しい「納まり」を追求することこそが、このお仏壇を未来へ繋ぐ唯一の道だと確信しました。

異なる伝統を融合させる、繊細な寸法調整
今回のリメイクで最も難易度が高かったのは、江州壇特有の重厚な意匠を活かしながら、いかに奥行きや幅を「現代の住宅規格」へと最適化するかという点でした。

三河仏壇を見慣れた私たちにとっても、他地域の伝統技法には学ぶべき点が多くあります。分解の際には、当時の職人の意図を読み解き、一箇所ずつ丁寧に構造を調整していきました。

特に、お部屋の壁面と一体化させるための納まり(フィラー)の加工や、扉を開閉した際の可動域の計算など、コンマ数ミリ単位の調整を重ねました。単に小さくするのではなく、まるで新築時からそこにあったかのような、空間との一体感を生み出すための手仕事です。

「最初からここにあったみたい」という最高の褒め言葉
完成したお仏壇を納品した際、お客様はしばらくの間、静かにお仏壇を眺めていらっしゃいました。

「以前の圧迫感が嘘のようです。まるで最初からこの部屋のために誂えられた備え付けの家具のように、すっきりと収まりました。これなら、毎日気負わずに手を合わせられます」

その安心したような笑顔を拝見し、地域や形式の壁を越えて、お仏壇と住まいが一つになった瞬間を共有できた喜びを感じました。お仏壇が「家族を圧迫する存在」ではなく、「日常を包み込む存在」へと変わったのです。

どんな地域・形式のお仏壇でも、諦めないでください
「他県から持ってきた仏壇だから、地元の店では扱えないかもしれない」「特殊な形だから、もう処分するしかない」

そんなふうに思われている方にこそ、知っていただきたいのです。たとえどんなに大きく、特殊な造りのお仏壇であっても、知恵と技術を尽くせば、今の暮らしに最適な形で残すことができます。

岡崎市周辺で、お仏壇のサイズや配置に悩まれている皆様。そのお仏壇に込められた想いを、これからの住まいに合わせた「新しい形」へと整えてみませんか?まずはあなたのお話をお聞かせください。

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工前

施工前

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工後

施工後

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工前

施工前

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工後

施工後

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工前

施工前

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工後

施工後

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工前

施工前

愛知県 岡崎市|200代金仏壇の総修復|施工後

施工後

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